2021年06月07日更新

飲食店でも活用できる注目のインフルエンサーマーケティングとは?事例アリ

最近インフルエンサーマーケティングという言葉をよく耳にする方もいらっしゃるのではないでしょうか?実は2007年ごろからインフルエンサーという言葉が出てきておりますが、小売業ではだいぶ浸透してきておりますが、飲食店でも最近は大手チェーンを中心にYoutubeなどでの大食いYoutuberなどとのコラボなどが増えてきており、今後押さえておきたいマーケティング手法のひとつです。今回はインフルエンサーマーケティングについて記事を書かせていただきました。

インフルエンサーマーケティングとは?

インフルエンサーマーケティングは、主にSNSでのフォロワーが多く、投稿に大きな影響力を持つ「インフルエンサー」と呼ばれる人に、自社のブランドや商品、サービスを紹介してもらって、消費者への認知や購入を後押ししてもうよう態度変容や行動変容を促すコミュニケーション型のマーケティング手法です。

芸能人やスポーツ選手などの有名人以外にも、SNS内で特定のグルメやスイーツ、音楽などの情報を発信している一般人もその対象になっています。

なぜインフルエンサーマーケティングが注目されるのか?

インフルエンサーはSNSを利用する人にとっては、非常に身近に感じられる存在で、彼らの発信する情報は、フォロワーに共感され、魅力的に感じられやすいということから、消費者の視点を取り入れた共感性と訴求力の高いPR手法として、非常に注目されております。

従来はマスへの一方的なアプローチだったのに対して、インフルエンサーをきっかけとしたコミュニティアプローチを利用する企業が増えています。

インフルエンサーマーティングは本当に効果があるの?

サムライト株式会社の調査データでは、が発表した調査では、「好きなインスタグラマー・インフルエンサーの投稿を見てブランドのファンになったことがありますか?」という質問に対して、8割以上の人が「インフルエンサーが使用している商品の購入を検討する」という回答がありました。

出典:サムライト株式会社調査データより

また、「好きなインフルエンサーはいますか?」という質問に関しては5割以上が「いる」と回答、そもそもインフルエンサーという言葉自体を知らない人は6%という結果だった。つまり9.5割の人にインフルエンサーという言葉が知られているということがわかる。

出典:サムライト株式会社調査データより

さらに、「好きなインフルエンサーの投稿を見て、商品を買ったことがありますか?」という質問に関しては約4割の人が「買ったことがある」と回答。店舗やネットショップへ行ったり、商品を検索したなども合わせると7割以上であり、インフルエンサーマーケティングの効果は高いのではないかと考えられます。

出典:サムライト株式会社調査データより

インフルエンサーの利用するプラットフォームは?

Twitter

国内月間アクティブユーザー数:4,500万人
利用年齢層:10代~20代中心に30代~50代も多く利用

テキストベースで140文字以内で画像や動画など添付しながら投稿できるミニブログのようなもの。「リツイート」という投稿された内容をシェアできる機能により非常に拡散性の高いSNSと言われています。メインユーザーは10代~20代と比較的若い層で使われており、トレンドワードとしてリアルタイムで話題になっている情報の検索性に優れている。リアルタイム性が非常に高いためトレンドの変化が激しいSNSです。

 

Instagram

国内月間アクティブユーザー数:3,300万人
利用年齢層:10代~40代中心

写真・画像共有の為のSNSであり、若者を中心に利用されていたが、最近では30代~40代の利用者も増えていると言われており、男女問わず幅広い人気を集めています。基本的に写真”映え”するグルメ・スイーツ・ファッション・美容・インテリア・旅行・キャンプ・自然などのジャンルと相性が良く、ショッピング機能やブランドコンテンツ広告などが実装され、ビジネスアカウントも非常に人気です。

Youtube

国内月間アクティブユーザー数:6,500万人以上
利用年齢層:ほぼ全年代(18歳~64歳)

オンライン動画共有プラットフォームとして登場したYoutubeですが、全年代での利用者が多く、最近では10代未満の低年齢向けのコンテンツも数多く投稿されています。動画なので従来のTVコンテンツのように素人でも番組っぽく作ることが可能となっており、動画中に自社サイトへ遷移させるボタンなどを追加することができるので、商品やサービスの説明動画を流した後に自社のECサイトなどに誘導することが可能となります。

Facebook

国内月間アクティブユーザー数:2,600万人
利用年齢層:30代~50代

実名制のSNSで、れています。イベント集客や商品販売などもできるため企業のビジネスページなどとしても活用されています。ユーザーが実名で登録をしていることで、ユーザーにとっては安心感があります。しかし気軽なコミュニケーションを好む10代の利用ユーザーは少なく、どちらかと言えば大人のSNSになりつつあります。

どれくらいの費用が掛かるのか?

一般的なインフルエンサーマーケティングは、リスティング等の広告出稿に比べて費用が抑えられるという件も多く、コスパが良いとされています。

これは一般的な概算の見積もりですが、計算式とすれば「料金=フォロワー数×設定単価」になります。設定単価は大体フォロワー数10万人程度のインフルエンサーで3円。フォロワー数100万人の人で5円程度と言われていますが、フォロワー数や、インフルエンサーの影響度によっても変わります。例えば設定単価が3円で、フォロワーが10万人のインフルエンサーに依頼したいときは「フォロワー10万人×設定単価3円=30万」となります。

国内ですと最安で2万円~というのが著者が見た最安の費用でした。

飲食店での事例紹介

Insta Labさんのサイト内で紹介されている「グルメ・飲食店のインフルエンサーマーケティング成功事例10選」からの引用になりますが、飲食店での事例ですが2つほど紹介したいと思います。

パンチョ渋谷店×フォーリンデブはっしー

こちらはInstagramを活用した飲食店の事例です、株式会社B級グルメ研究所の展開するグルメブランド「スパゲッティーのパンチョ」が行った事例です。

「スパゲッティーのパンチョ」は東京を中心にこだわりのナポリタンとミートソース専門店ブランドです。

こちらの事例では人気のグルメインスタグラマーである「フォーリンデブはっしー(@fallindebu)」さんが起用されました。

フォーリンデブはっしーさんはテレビや雑誌をはじめとした様々なメディアで「日本一のグルメブロガー」と称され、グルメエンターテイナーとして広く活躍されている方です。2020年6月現在、Instagramにて25.2万人のフォロワーを超える人気を獲得しています。

インフルエンサーマーケティングのポイント解説

こちらのインフルエンサーマーケティング事例では、インフルエンサーとコラボした新商品を開発しています。

インフルエンサーとコラボした商品開発によって、

・インフルエンサーのネームブランドを借りることができる
・グルメのプロ視点かつ消費者視点の切り口でターゲットに刺さる商品開発ができる
・新商品の広告塔としてインフルエンサーが情報拡散に協力してくれる
・自社メニューについてフィードバックがもらえる

など、グルメブランド・飲食店として大きなメリットを享受できるのが魅力です。

店舗への集客、小売店での販売など、「あのグルメインフルエンサー(インスタグラマー)監修!」のようなフレーズがあることで訴求力が一気に高まりますので、施策のアイデアとして検討してみるとよいでしょう。

おにくのちらし京都二寧坂店×あんころ

こちらもInsta Labさんの記事内の引用になりますが、Instagramにおける事例です。京都府京都市東山区に店舗を置く「おにくのちらし 京都二寧坂店」による事例です。

「おにくのちらし 京都二寧坂店」は厳選した松坂牛や京漬物を使用し、素材の味を活かした調理法で仕上げたちらし寿司「肉ちらし」を提供する料理店です。

こちらの事例ではグルメインスタグラマーの「あんころ(@ankoloworld)」さんが起用されています。

あんころさんは2020年6月現在で約1万人のフォロワーを持つ人気グルメインスタグラマーです。

京都や大阪など関西圏の料理店やカフェを中心に様々なグルメを紹介しており、高級なものからリーズナブルなもの、和食や洋食、お肉などガッツリ系からスイーツに至るまで幅広いジャンルのグルメを紹介されており、ファン層もまた幅広いものとなっています。

 

インフルエンサーマーケティングのポイント解説

PR投稿では鮮やかな写真とキャプションでおにくのちらし 京都二寧坂店が提供する「肉ちらし」とデザートのわらび餅が紹介されており、店舗の魅力やこだわりがしっかり伝わるように表現されています。

店舗へのアクセスや営業時間、予約ができるかも丁寧に紹介してくれており、位置情報タグも設定してくれているため、見ているユーザーにとっても飲食店にとっても役立つ投稿が意識されています。

グルメは地域別に様々な特色があり、それに伴い地域のグルメを専門に紹介しているインフルエンサー(インスタグラマー)も存在します。

地域に特化したグルメ情報を発信しているインフルエンサーは、その地域において訴求力高い情報を発信できるため、飲食店にとっては集客する上で心強い味方となるでしょう。

グルメ系インフルエンサーのご紹介

事例にも出ていた方を含め、いまグルメ系インフルエンサーの方で人気な方々をご紹介させていただきます。

1.是非コラボしたい!人気のグルメインスタグラマー6名

2.是非コラボしたい!人気のグルメユーチューバー5名

フォロワー数別のインフルエンサーのカテゴライズと利用目的

インフルエンサーのフォロワー数別にカテゴライズがされており、100万人以上のインフルエンサーをメガ・インフルエンサー、10万人~100万人未満をミドル・インフルエンサー、1万~10万未満をマイクロ・インフルエンサー、1万人未満をナノ・インフルエンサーと呼びます。これは多少代理店などによってカテゴライズは変わります。

そして、カテゴライズによって使い分け方があるのですが、例えば100万人以上のメガ・インフルエンサーを利用する際は、「商品への関心の醸成」を行うことが主な目的となり、いままでその商品を知らなかった人の「認知」を獲得するのに役立ちます。

また、10万人以上のミドル・インフルエンサーでは、認知ではなく「流行っている感の醸成」のために利用します。もちろんこれは1人のインフルエンサーだけではなくミドル・インフルエンサーを複数人に発信をしてもらうとより効果的です。

そして10万人未満のマイクロ・インフルエンサーや、1万人未満のナノ・インフルエンサーに関しては、読者モデルや、一般人のある分野に特化した投稿をしている人などが多く、よりフォロワーに近い存在であるので、そういう方を利用することで「説得力があり、信頼性を醸成」することができます。

つまり、インフルエンサーを利用しての施策は複数あり、プロモーションに適した施策を考えることが重要です。

どうやってインフルエンサーへ依頼すればいいか?

インフルエンサーの方の中には、10万人未満のインフルエンサーだと直接SNS内のメッセージ機能でDMを送ることが可能な人もいますが、芸能人やスポーツ選手などでは所属する事務所(エージェント会社)へ連絡する場合もあります。

また、一人一人調べて連絡を取るのが手間であるならば、インフルエンサーのキャスティング会社に頼んでしまうのが一番簡単だと思います。

次の項でインフルエンサーマーケティングの代表的な企業を紹介してみますのでそちらのサイトをまずは見ていただくのが良いと思います。

インフルエンサーマーケティングの代表的な企業

プラットフォーム型

コンサルタント型

ツール型

さいごに

インフルエンサーの情報発信により約8割の人が興味を持つという調査データからもわかるとおり、インフルエンサーマーケティングは企業にとっ、自社のブランド、商品、サービスを認知、検討、購入をさせるための有用なツールとなり得ます。

しかし、まず導入をするにしても自社の目的は何なのかをしっかりと定義したりしながら、どんなインフルエンサーを活用していくかということが重要になってきます。

ただ単純にフォロワー数だけを見るのではなく、自社の目的や戦略に合わせた活用をしていくことが成功の鍵になると言えます。

この記事を書いた人

メニウくん編集部

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