2021年05月10日更新

大学生のキャッシュレス決済利用実態調査。通学に利用する交通系電子マネーと生協発行のミールカードが人気に

近年、オリンピックに向けた政府方針やコロナ禍等の影響などもあり、様々なキャッシュレス決済の手段が発達してきており、人々の消費活動における決済方法が多様化している状況にあるとともに、キャッシュレス決済は今後もさらに普及していくことが見込まれています。 昨年の2021年4月に消費者庁が発表した「大学生のキャッシュレス決済に関する調査・分析結果」の資料から、現在の10代後半から20代前半の人々を中心とした大学生の消費行動についてみていきたいと思います。

キャッシュレス利用頻度

キャッシュレス決済の利用頻度に関しては、ほぼすべての買い物で利用している人が21%。買い物する際の2回1回程度は利用している人が44%と、両方を合わせると約65%の人がキャッシュレス決済を利用しており、国内では全人口のキャッシュレスの利用比率が、30%程度と言われているため、大学生のキャッシュレス利用頻度は高いと考えられる。

キャッシュレス決済に対する満足度

キャッシュレス決済に関する満足度に関しては30%の人が満足をしており、40%の人がやや満足ということで70%程度の人が、概ね現在のキャッシュレス決済に関しては満足していると考えられる。

今後のキャッシュレス決済の利用頻度の意向

また、今後のキャッシュレス決済の利用頻度の意向に関しては約50%の人が増やしたいと考えており、今後も益々キャッシュレス決済が進んでいくと感がられます。

今後利用したい(現在利用含む)と思うキャッシュレス決済の種類

今後利用したい(現在使用中もう組む)、キャッシュレス決済に関しては、圧倒的に交通系電子マネー(Suica・PASMO・ICOCA等)などが多く、それにクレジットカードが続く形になります。またQR決済ではPayPayが一番多く、それ以外にLINE Payが2番目となっており、QR決済ではソフトバンクグループが頭ひとつ飛び抜けた印象があります。またそれ以外にはイオングループで発行しているWAONなども多くなっています。

キャッシュレス決済のメリット

キャッシュレス決済をどういう点でメリットとして感じているかに関しては、支払いの手続きを簡単に迅速に行えるという点がダントツで高く、それ以外には、割引やポイント等の特典が得られる点をメリットと感じて点であったり、買い物の状況に応じて決済手段を使い分けられる点もポイントが高く、複数のキャッシュレス決済を利用しながら、状況に応じて特典を得るのか、迅速に支払いをするのかなど、TPOに合わせた利用をしているようです。

キャッシュレス決済のデメリット

逆に、キャッシュレス決済に関して、デメリットに感じている点に関しては、災害等の非常時に、停電などによって決済端末が利用できなくなるとキャッシュレス決済ができなくなるのではないかというようなところがデメリットとしての意見が一番多く、それ以外には個人情報等のセキュリティへの心配や、現金の増減が見えにくいので使いすぎてしまう、また様々なキャッシュレス決済が出てきているが、自分に最適なものがわかりにくいなどの意見が多かった。またトラブル時の解決・補償対応への不安や、キャッシュレス決済が普及したと言っても、まだまだ利用店舗に関しては不満が多くあがっている。

キャッシュレス決済に関する希望

また、キャッシュレス決済に関する希望に関しては、デメリットに関しても記載があった、使用できる場所が拡大してほしいこととや、乱立するキャッシュレス決済の種類の統一や削減をしてほしいというような意見もあった。

あと数は少ないがチャージに関しての改善に関しては、最近私も実は思い当たる点があって、交通系電子マネーのSuicaを長らく利用しているのですが、コロナ禍によって、1年以上在宅ワークになっているのですが、電車に乗る機会がなくなったことで、Suicaのオートチャージが改札を通った際に行われていたのですが、いまは電車に乗ることが皆無なため、コンビニ等で利用しようとすると残額不足で利用できないことがあったりしたので、最近ではPayPay等のQR決済の利用が多くなってきました。

この記事を書いた人

メニウくん編集部

メニウくん編集部

メニウくんのお得な情報などをお伝えします。
pagetop