導入事例

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レストラン2017/07/18

とんかつ業態初導入!おかわりのセルフシステム化で顧客満足度向上と省力化を目指す

店舗名:とんかつ濱かつ 小金井公園店

浜勝株式会社様(長崎)

とんかつ業態初導入!おかわりのセルフシステム化で顧客満足度向上と省力化を目指す

ちゃんぽん店『リンガーハット』を展開する㈱リンガーハットのグループである、浜勝㈱の『とんかつ濱かつ』。
近年では自家製デザートビュッフェ併設店も出店し、女性客も取り込んでいる。
また顧客満足度および従業員満足度向上につながるシステム開発や導入も積極的に行なう同社。2017年2月より新たに始めたのが、セルフオーダーシステム「メニウくん」の導入だ。
とんかつ業態では初となる、その狙いについて代表取締役社長の八幡和幸氏に話を聞いた。

昭和37年、長崎・長崎市で創業したとんかつ専門店『浜かつ』。
現在はブランド名を『とんかつ濱かつ』に変更し、ロードサイド店を中心に全国で108店を布陣している。
メイン商品のとんかつには、カナダ産や国内指定農場で飼育するハーブ豚を使用。静岡と佐賀に配備するセントラルキッチンで加工し、チルドで各店へ配送、ツーオーダーで衣をつけ揚げるオペレーションで、揚げたてを提供する。
『とんかつ濱かつ』の特徴の一つがごはんやみそ汁、キャベツ(一部店舗未実施)を選べる点だ。またおかわりも自由なスタイルで満足度を高め、多くのファンを獲得している。
さらに大型店では、デザートビュッフェを併設。デザートはすべて店内で調理し、きび糖や希少糖を使った無添加のデザートを用意する。
これにより、これまで男性イメージの強かったとんかつ業態で、女性客の取り込みに成功している。

1ヵ月ほどの休業を経て、2月25日にリニューアルオープンした『とんかつ濱かつ 小金井公園店』。「メニウくん」導入以外に、自動釣り銭機やウェイティングシステムなど最新鋭のシステムを投下している。

接客力強化で顧客満足度向上へ

「ごはんやみそ汁がおかわり自由なため、ひっきりなしにお客さまから呼び出しが来る状態です。混雑時は呼ばれてもすぐに対応できず、クレームにつながってしまうことが問題として挙がっていました」と、浜勝㈱代表取締役社長の八幡和幸氏。
これを解決する案として出たのがセルフオーダーシステム「メニウくん」の導入である。

まずは東京・東小金井にあるロードサイド店舗『とんかつ濱かつ 小金井公園店』で試験導入を開始した。
同社が「メニウくん」導入で期待する最大の効果は顧客満足度向上だが、理論数値では月間270時間の労働時間を削減できる想定。将来的な人材不足解消への布石としても期待できると捉えている。効果を検証後、既存店リニューアルの際、順次導入を進めていく考えだ。

「メニウくん」を選んだのは、㈱impact・e社製であり、メーカーでありながら外食のノウハウも保有していることに由来。またリンガーハットグループではシステムを内製化しており、独自のPOSシステムとの互換性があったことが決め手となった。

とんかつ、ごはん、みそ汁、サイドメニューの順にオーダー画面が切り替わる見せ方を採ることで、1つのメニューで枝分かれするオーダーにも対応。人為的ミスの排除につながる。またおかわりもタッチ一つで完結するため、スタッフを呼ぶストレス軽減も期待できる。小金井公園店のおかわりはセルフサービスだが、“おもてなし”のサービス精神を大切にするためオーダーがあればスタッフがサーブする取り組みも行なう。

一方、高齢者向けに紙のメニュー表も用意。「メニウくん」とも連動させ、各商品に番号をつけることで「メニウくん」内の番号から商品をオーダーできる工夫もする。
「『メニウくん』の導入は、お客さまの満足度を高めるための一つの策です。オーダーテイクをオートメーション化することで、お客さまをお待たせせずにオーダーを受けられるため、クレーム防止につながります。同時にスタッフはお出迎えなどオーダーテイク以外のサービス強化に取り組み、さらなる満足度向上へとつなげたいと考えています」と八幡氏。

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